お久しぶりです、Gonです。先日行われたGP上海で初のグランプリTop16という結果を残せたので、せっかくなので記事を残そうと思います。


◇使用デッキの決定まで◇
今回使用したデッキは前環境から継続して使用している、奔流の機械巨人入り4cエネルギーです。
今回のグランプリはプロツアーの翌週という日程のため、メタの読み自体は容易でした。プロツアーで白単吸血鬼や白緑猫アグロ等の目新しいデッキが結果を残していましたが、青白フラッシュの時と違い圧倒的な強さはなく、上海ではいても使用者1%程度のローグになるだろうと予想できました。一方で赤単と4cを含むティムール系の二強は疑いようもなく、このふたつで50%以上、そして王神の贈り物デッキやスゥルタイエネルギー等が20%、赤黒やマルドゥ等のアグロが10%、副陽コントロールが5%、その他ローグが5%と予想していました。
プロツアーからグランプリまで時間がなかったのである程度デッキを絞っており、使用デッキは4cエネルギー、青白ギフト、青黒ミッドレンジのどれかから選ぼうと思っていました。青白ギフトはプロツアー以降一番回したデッキですが、回ったときの爆発力は圧倒的なものの安定感がなく、グランプリでTop8を目指すにはきついと感じて断念(直前の金曜日まで回してました)。青黒ミッドレンジは知り合いがずっといい結果を残していたので、自分でも調整を行っていました。しかしティムール系やコントロールには有利が取れるものの、使用者が多いであろう赤単にどうしても有利が取れないため、同じくTop8を目指すのは難しいと感じ断念。

最終的に現環境で最も丸く、デッキパワーも高い4cエネルギーを選択しました。青ハルク入り4cエネルギーは自分のプレイスタイルに合っているのか、前環境で勝率9割、現環境でも勝率8割という好成績を残しており、自信を持って持ち込むことができました。

使用したリストはこちら
http://www.hareruyamtg.com/jp/k/kD37975S/

ティムールがかなり多いことが予想されたので、メインに多面相の侍臣を1枚採用。また、慮外な押収よりも信頼感のある栄光の刻を彩度ボードに採用しています。


◇試合結果◇
R1 bye
R2 bye
R3 赤単 xox
R4 4cエネルギー xoo
R5 4cエネルギー xox
R6 4cエネルギー oxo
R7 4cエネルギー oo
R8 4cエネルギー oo
R9 4cエネルギー oxo
初日7-2抜け

R10 ティムールエネルギー xo-
R11 青白ギフト oo
R12 4cエネルギー oxo (世界選手権チャンピオン)
R13 スゥルタイエネルギー xoo
R14 ティムールエネルギー oo
R15 ジェスカイ副陽 xo-
二日目4-0-2で最終11-2-215位

R3の赤単戦、R5の4c戦の2マッチでまさかのトリマリ&ダブマリを4回決め込むという3-2スタートで意気消沈していましたが、同行者からの「ここで諦めてるようじゃどっちにしろ(Top8は)無理」という言葉で気を取り直すことができ、その後全部勝って初日は7-2で終えることができました。
赤単に当たった以外はまさかの全て4cエネルギーというマッチアップでしたが、さすがに同系戦は慣れていたので、R5のマリガン事故以外は全て勝つことができました。ちなみにR6とR9の負けはどちらもヴラスカの奥義での負けでした。ヴラスカは試せていなかったのですが、ミラーマッチでとんでもなく強かったですね…。

二日目は引き分けスタートでしたが、PTQは継続。その後R13のスゥルタイ戦以外は危なげなく勝って4連勝しR14終了時点で11-2-1。最終戦を勝てばTop8確定というところまで来ました。同じラインに副陽コンが残っていて嫌な予感がしていましたが、予想通り最終戦はジェスカイ副陽となりました。


◇R15 対ジェスカイ副陽◇

1戦目
メインはなすすべもなく負け。対副陽のメインは相手の事故を願うしかないので仕方ないです。

2戦目
否認4枚、青ハルク、貪る死肉あさり3枚をフル投入して2戦目。サイド後に相手は”遵法長、バラル”を入れてくることが予想されたので、除去は蓄霊稲妻を2枚抜いただけでした。その予想が当たり、除去と否認、そして青ハルクが刺さり2戦目は勝利。

3戦目
相手のサイドボーディングの様子を見ていましたが、サイドを変えてこなかったのでそのままプレイ(カードを抜いてたら蓄霊稲妻を減らしてました)。
1回目の残骸の漂着を否認で避け、相手残りライフ10、こちらの場にパワー5のハイドラと青ハルクというワンパンで勝ちの場面まで追い詰めました。こちらの手札は蓄霊稲妻と貪る死肉あさり、相手はハンド2枚と8マナオープンの状態でした。貪る死肉あさりで墓地の残骸の漂着は追放していたので、相手の青ハルクはケアしなくていい場面になりました。残骸の漂着は残り2枚だと予想できたので、フルパンで勝ちの確率がかなり高かったのでフルパン。すると相手が天才の片鱗をプレイしてきたので、トップ4枚に残骸の漂着がない限り勝ちとなり高揚しました。…がそれも束の間。相手が2枚トップを宣言し、残骸の漂着を撃たれてゲーム続行。その後死肉あさりでライフ2まで減らしますが、蝗の神を出されゲームがグダグダになり、結局引き分けてしまいました。トップ残骸の漂着がなければ…と思うと今でも悔しい試合でした。


最終的に11-2-2で15位、プロポイント2点と$1000の賞金を獲得しGP上海を終えました。次のPTチャンスこそはリベンジ!
近年、MTGプレイヤー人口の爆発的な増加により、必然的に競技志向のプレイヤーも増えています。そんな中、「国内GPだけでは物足りない!」と思うプレイヤーも多くいるのではないでしょうか?全フォーマットに参加しても国内GPだけでは4回ほどしか機会がないため、そう思うのも無理はないでしょう。そこで出てくるのが海外GPです。世界では毎月様々な場所でGPが開催されており、色んな国から競技プライヤーが遠征して来ています。海外GPというと敷居が高いと感じる方もいるかもしれませんが、慣れさえすれば国内GPで遠征するのとなんら変わりなく、金銭面で言えば海外GPに行く方が安くなることすらあります。

①海外GPエントリー
②航空券購入
③宿泊施設予約

参加することだけを考えれば言語以外は国内遠征と手順は一緒です。

①海外GPエントリー
国内GPと違って情報が入って来にくいのはありますが、基本は国内と同じです。公式ページに各GPの主催が記載されているので、主催のHPやTwitterを見ていればエントリーが開始されれば分かります。支払いはクレジットカードかPaypalを利用することになるので、1つはクレカを作っておいた方が便利だと思います(学生でも作れます)。

②航空券購入
航空券はH.I.S.やJTB等の国内旅行代理店に頼めば安心はできますが、国内の旅行代理店で購入すると基本的にめちゃくちゃ高いです(数万円、旅程によっては下手すると10万円以上変わってきます)。安く航空券を購入したい場合は格安航空券を購入しましょう。値段が違うだけで代理店で頼むのと変わりません。格安航空券比較サイトは色々ありますが、自分は主にトラベルコちゃんというサイトを使用しています。こちらでも支払いにクレカが必要なのでクレカは作っておきましょう(航空券を出している代理店によってはコンビニ支払いも可能な場合あり)。

③宿泊施設予約
航空券以上に値段に幅が出てくるのが宿泊費です。例えば来月開催されるGPバルセロナで例を出すと、五つ星ホテルなんかに泊まろうとすれば安くても1泊1万5千円以上しますが、ドミトリー(相部屋)でよければ1泊1000円程度で宿泊できます。ホテルはBooking.com等の予約サイトを利用すると色々な宿泊施設と比較出来て便利です。
その他の安価な宿泊手段としては、最近流行のAirbnbを使うという方法もあります。Airbnbはざっくりいえばホームステイのようなもので、個人宅で一部屋借りるという形態です。値段はドミトリーと同等なので、安価かつ一部屋借りたいという場合はAirbnbも候補になると思います。
また、タダで泊まる手段としてはCouch Surfingがあります。こちらは完全にただのホームステイで、お金のやりとりはありません。ただし海外初心者の方にはオススメできないです。


では実際に海外遠征にはどの程度の予算が必要なのでしょうか。実例を出してみましょう。

▼GPクアラルンプール2016▼
航空券代18000円、宿泊費600円×3=1800円、参加費約6500円
主に関わったお金が約26300円で、そこに食費が加わります。

▼GPパリ2016▼
航空券代66000円、宿泊費2700円×3=8100円、参加費約7000円
こちらは約81100円でした。パリはどうしても宿泊費がそこそこかかってきます。

▼GPバルセロナ2017▼
航空券代45000円、宿泊費1200円×3=3600円、参加費約7000円
合計約55600円。ヨーロッパGPとしては破格の値段だと思います。

実際この数字を見てどうでしょう?国内GPで遠征するよりもGPクアラルンプールの方が安かったりしないでしょうか。ちなみにGP台北も概ねこの程度の値段でした。

海外GP遠征は意外と安く行けちゃうんです。まずはアジアGPから、徐々に欧米等に進出してみてはどうでしょうか。
Gon

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